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660A-J-039A
ミキサー機能を利用するには
ミキサー機能でできること
本機の自動伴奏機能やシーケンサー機能では、同時に複数のパートの
再生が行われます。また本機では、これらの再生に合わせて鍵盤演奏
を行ったり、レイヤーやスプリット機能を使って鍵盤上で同時に複数
の音を使うこともできます。例えば、コード自動伴奏を使いながら、
レイヤー機能で2音色を重ねた音でメロディを演奏している場合を考
えてみましょう。
この場合、上の表のように、同時に7つのパートで音が鳴っているこ
とになります。ミキサー機能を使うと、こうしたパートのオン/オフ
(音を出すか、出さないか)、音色、音量、ステレオ定位、エフェクト
のかかり具合などを、個別に設定することが可能です。
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NOTE
■
●
上記は本機のミキサー機能の「インターナル・モード」について
説明したものです。
■パートとチャンネルについて
本機の自動伴奏やシーケンサーなどに含まれている各パートは、16
個の「チャンネル」に割り当てられています。ミキサー機能ではパー
トに対応したチャンネルを選択して、さまざまな設定項目を調節する
ようになっています。パートとチャンネルの対応は、下表の通りで
す。
(1) 鍵盤演奏 メイン音色
(2) レイヤー音色
(3) 自動伴奏 コード 1
(4) コード 2
(5) コード 3
(6) ベース
(7) リズム
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NOTE
■
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「チャンネル番号」の“CH1”は「チャンネル 1」を表し、チャ
ンネルボタンの上に印刷されている文字に対応します。
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「対応するパート」の( )内の文字は、チャンネルボタンの下
に印刷されている文字に対応しています。
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上表中の「対応するパート」は、ミキサー機能でインターナル・
モードが選択されている場合に設定が可能になります。エクス
ターナル・モードが選択されている場合は、各チャンネルはMIDI
チャンネルに対応します。
ミキサーモードについて
ミキサー機能には、大別すると「インターナル・モード」と「エクス
ターナル・モード」の2種類のモードがあり、それぞれ以下のような
特徴を持っています。
インターナル・モード
本機の音源を内蔵系のコントロール(本体鍵盤による演奏、自動伴奏
による演奏、ソングシーケンサーの再生)を使って鳴らす際の各チャ
ンネル(インターナル・チャンネル)の制御を行うためのモードです。
本機の電源を入れたときは、常にこのモードになっています。
チャンネル番号 対応するパート
CH1 メイン音色(UPPER1)
CH2
レイヤー音色(UPPER2)
オートハーモナイズ ハーモニー音色
CH3 スプリット音色(LOWER1)
CH4 レイヤースプリット音色(LOWER2)
CH5
CH6 自動伴奏・コード1(CHORD1)
CH7 自動伴奏・コード 2(CHORD2)
CH8 自動伴奏・コード 3(CHORD3)
CH9 自動伴奏・ベース(BASS)
CH10 自動伴奏・リズム(RHYTHM)
CH11 ソングシーケンサー・トラック 1(TR1)
CH12 ソングシーケンサー・トラック 2(TR2)
CH13 ソングシーケンサー・トラック 3(TR3)
CH14 ソングシーケンサー・トラック 4(TR4)
CH15 ソングシーケンサー・トラック 5(TR5)
CH16 ソングシーケンサー・トラック 6(TR6)
インターナル・モードでは、これら 16 の
「インターナル・チャンネル」を個別に制御できます。
インターナル・チャンネル
123456789
10 11 12 13 14 15 16
本体鍵盤演奏
自動伴奏再生
ソングシーケンサー
再生
エクスターナル・モード
本機の音源を外部からのコントロール(MIDI 入力および SMF 再生
※
)で鳴らす際の各チャンネル(エクスターナル・チャンネル)の制
御を行うためのモードです。
123456789
10 11 12 13 14 15 16
MIDI 入力(または SMF 再生※)
エクスターナル・モードでは、これら 16 の
「エクスターナル・チャンネル」を個別に制御できます。
エクスターナル・チャンネル
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